「もっと優しい旅への勉強会」定例会報告

2003年8月 定例会の報告
「納涼東京湾クルーズ/2003Summer」

季節はずれの大型台風が日本に接近し、四国に上陸して日本列島を縦断したその日に竹芝桟橋から納涼東京湾クルーズの例会が開催されました。
後でこのことを知った多くの会員から「え~っ、出航したのですか!、行けば良かった!」の声を多く聞かれました。

8月の勉強会は、大型客船による東京湾一周大納涼祭という趣向でしたが、8月9日、あいにくの台風10号直撃。なんということだ。
お昼に東海汽船、竹芝桟橋支店に出航の可否を問い合わせると「定刻通り出航いたします」とのお返事。天気予報によると、今降っている雨も夕方には上がるそうだが、朝よりずーっと降りやまぬ雨。さらに追い打ちをかけるように、僕の携帯には次から次へとキャンセルの雨アラレ。あ~あ、人は来るのかしらん。

大きな不安をかかえながら、雨の中とぼとぼと竹芝桟橋に着いてみるとなんと、人、人、人の黒山の人だかり。
我らが<カトレア丸>の前には数百メートルの長蛇の列があっという間にできるではありませんか。いつの間にやら外は雨が上がりうちわ片手に浴衣姿の美女も沢山集まってきました。
ところが集合時間になっても、誰一人勉強会の会員の人が来ません。ハラハラドキドキしながら手作りの旗を振って待っていましたら、やっと来ました。
成瀬さん!文珠川さん御夫妻!とりあえず文珠川御夫妻は、成瀬さんの車イスの介助役として、3人で他の乗客より一足お先に乗船していただき、あとの人たちを待ちますが来ません、誰も来ません。
その後、勉強会の会員ではないが、友人に誘われて来たという大久保さんがハタを見て声を掛けて下さいました。その友人である水野さんが、大阪からこの日の為暴風雨の中飛行機で駆け付けて下さるとのお話に僕の目から大きな雨が・・・

ところが、出航10分前に『飛行機が2時間も遅れてしもうて出航に間に合いまへん。』との電話。あ~あ、ガックシ。水野さんとは、帰船後、二次会で盛り上がりましょうと約束して結局、この5人で<カトレア丸>に乗船いたしました。
<カトレア丸>は伊豆七島を定期運行する大型客船で、この納涼船の終了後、夜11時過ぎには次の寄港地である大島へ向けて出航するのだそうです。昼も夜も稼いで羨ましい。

さて、竹芝桟橋の待合室はとても広々としていて、身障者用トイレも設置されておりますが、残念ながら<カトレア丸>には身障者用トイレはありません。(東海汽船の方、よろしくお願いします。)

我々の勉強会の参加者は少人数でしたが、本当にびっくりするくらい大勢の人たちが乗船しておりまして、船内はとてもにぎやかでした。
デッキはA~Eに分けられており、船内はもちろんエレベ-ターも備わっておりませんので、車イスの移動がしやすいように、乗船出入口のあるBデッキに陣取りました。最上階のAデッキでは、ディスクジョッキーの軽妙なかけ声と耳をつんざくようなディスコ音楽がボリュームいっぱい流れていて、浴衣姿の女性ダンサーも汗びっしょりで踊っていました。その周りでは、お客さんも音楽に合わせて踊り乱れてひっちゃかめっちゃかです。ビール、サワー、ワイン等飲み放題なので、もう出航する前からあちらこちらで乾杯です。Cデッキ、Dデッキにも中華風おつまみや、屋台風おつまみ等いろいろ揃っています。レストラン内でも飲み物はフリーです。予約を入れておくと、グループ用の個室も、各種オードブルもキープできるそうです。

我々のグループとは別に、車イスのお客さんも他に2~3名別々のグループで参加されておりました。3年前、この勉強会で乗船した時に比べて、障害者の参加も多くみられるようになった気もします。 スタッフも少し手慣れてきた感じでした。何はともあれ、しばしばこのような酒の入る場所にありがちな ケンカや争い事は全くなく、みんなでワ-ッと大騒ぎ。雨の上がった東京湾からみる夜景もとってもきれいでした。

あっという間に2時間が過ぎ、19:10出航の納涼船も21:00には帰航。その後、大阪から来られた水野さんと落ち合い、浜松町の"鳥吉"で焼き鳥をついばみながら、二次会でさらに盛り上がっておひらきとなりました。

参加していただいた方、楽しかったですね、ありがとうございました。また、行きましょうね。今回は本当に涼しい納涼船の巻でした。

追記:実は1週間後もう一度同じ船に乗りました。やはり雨でしたが、相変わらず沢山の人たちで船内はごったかえしておりました。

神田 幹雄

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