「もっと優しい旅への勉強会」定例会報告

2000年08月 定例会の報告
大島親睦旅行記

三原山8月の勉強会は通例の形のものは行わず、大島の親睦旅行を行うことました。
大島のバリアフリーペンション「すばる」を利用してみることと、その往復の交通事情をチェックする趣旨でしたが、快適な旅行となりました。折りからの三宅島の火山活動などのため伊豆七島は観光客の足が遠ざかり、この時期にしては閑散でしたが、身体に感じる地震もなく、心配するようなことは何もありませんでした。
18日23:00、東京竹芝桟橋を出発、翌朝5:00に大島着、早速御神火温泉でリラックス。
島内観光を経てペンションで別働隊と合流。翌朝も島内観光の後、午後2:00東海汽船高速船シーガルにて熱海へ出て解散しました。総勢17名、車いす5台、うち電動車いすが3台でした。

大島親睦旅行に参加して~勝矢光信さんより~

大島椿イメージ写真8月19,20日の優しい旅の勉強会の大島旅行は、楽しかったです。福祉と旅行に関心があり、現状に批判的な意識の高い集団でした。
それぞれにそれぞれの悩みを克服してきた人の暖かな雰囲気が伝わってきました。したがって、皆さん、独特の個性があって、心優しい人でした。旅が、人を優しくするのでしょうか?現実社会では、なかなかめぐり会えない人ばかりでした。2日とも、快晴でした。こんなに天候に恵まれていてよいのでしょうか?しかも、すいていて、地震がないので、絶好の環境でした。
御神火温泉の入浴。サイクリングコース散歩。栽培漁業センター見学。支庁長経営「雑魚や」の雑魚、大島市営開放牧場見学。昼寝。バーベキュー、ナイトツアー、釣り、三原山見学など、いろいろなことを味わうことができました。これも、企画者、実行スタッフのおかげです。バーベキューは、魚タカべ、サザエ、きのこなど海幸、山幸あらゆる料理が並び、アルコールもいっぱいでした。
「すばる」は、いろいろな部屋タイプから選ぶことができたので、泊まりやすかったと思います。朝食は、牛乳、カンテン海草サラダ、御主人手焼きのあしたばパンでした。おいしかったです。これからも何回も行きたいところでした。
大島は、大好きな島です。亜熱帯の植物に囲まれていると、幸せな気持ちになります。目をつぶれば、ここはハワイ。スカシユリ、ハマユウが咲いていました。雄大な三原山を見ながら、生きることの意味を考えました。自然は偉大でありながら、いつも見守ってくれている母のようにやさしいと感じました。頂上に上りたいという闘志が沸いてきました。
三回目にして、雄大な姿を眼前に見ることができました。いつも三原山にはみはなされていると感じていましたが、眼前に姿があらわれると、そのやさしい、優美な姿に、感謝の念さえ感じました。
この勉強会で、くうねるあそぶを実行できる「日本人」を見て、大変勉強になりました。
今後も、人生を楽しくするために、遊びに行きましょう。
おかげで、水虫もなおりました。ありがとう。

大島親睦旅行に参加して~森安恵さんより~

バリアフリー化が叫ばれ、飛行機・列車・電車は少しずつ利用しやすくなってきていますが船は旧態依然としてなんの配慮もされていないという事が竹芝桟橋で判明しました。乗船にはきつい船までのアプローチ、エレベーター、エスカレーター、スロープすらなく人力に頼らざるを得ませんでした。ようやく乗船しても船の階段は急ですし、とても船底の2等船室へは降りられません。
K氏が乗務員と交渉の結果、車椅子利用の人と介助者計6名がのみ、1階降りただけの特2船室へ(勿論差額料金を払って)数名はせっかく確保した場所を放棄して大島まで甲板で談論風発楽しく過ごしたようでした。
ペンション「すばる」は洋室、和室、浴室、洗面所、トイレとも使い勝手がよく開閉の際音のしない引き戸をはじめとして工夫のこらされた特注の物が随所に使われ、オーナーご夫妻の人柄と相俟ってとても快適でした。しかも車を一台自由に使わせて下さったので大変重宝しました。夜は満天の星空の下、G氏の差し入れもあって、質、量共に豊かなバーベキュー。火起こし、焼き方さんは汗だく、真っ黒になって奮闘して下さいました。
「次の予定は?」
「自由行動!」
の繰り返しそれぞれ思い思いに楽しみました。レンタカーに車椅子を積み込んだベテランY氏運転で島一周にでた10名はあわや車横転!というようなスリルも味わいました。また帰途熱海駅で東海道線に乗る際に駅員に誘導され手動踏切を渡って長~いホームを端まで歩き、また踏切を渡って長いホームを端まで歩いて皆さん列車に乗ったのに、歩行障害のあるS氏はまだ手前のホーム「列車がでるぞー」の声にラストスパート。汗をほとばしらせながらの猛ダッシュ!

ペンションすばるイメージ写真 私はS氏のピンクのタオルを振り回し伴走するのみ。やっと乗車。2分遅れの発車でした。S氏は普通に階段を使えば楽だったのですが、駅員は車椅子利用者にばかり配慮して私達にはどういうルートで行くのか分からずに従ってしまい双方とも勉強になったと思います。勉強会の旅でしたから。
今回の短い旅で2回もスリルを味わえた事は生涯の思い出にとなるでしょう。プログラム委員のおかげで楽しく費用も格安、参加せにゃ損々という企画でした。もう来年が楽しみです。

「ペンションすばる」 住所:東京都元町1-23-6
TEL/FAX:04992-2-1142
URL:http://www.fsinet.or.jp/~subaru/subaru.htm

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