「もっと優しい旅への勉強会」定例会報告

1992年11月 定例会の報告
「海外観光地の社会的背景、受け入れについて」

講師:
浅岡 正男氏(ニュージーランド政府観光局マーケティング本部長)
菅原 洋明氏(スカンジナビア政府観光局マーケティングマネージャー)

日時:1992年11月11日(水)19時10分~21時30分

会場:JTB本社3階プレゼンテーションルーム

参加者:32名

Ⅰ ニュージーランド政府観光局マーケティング本部長 浅岡正男氏

まずは、ハイビジョンによる迫力と美しい画像で、ニュージーランドの風景紹介を。ニュージーランドの特徴として、南半球の国であり四季が違い、また農業国、日本の約70%の国土に340万人の人口というお話が。
次に、年間、日本人観光客を13万人〈毎年10~15%増〉を受け入れている観光地の魅力として、①大自然②治安の良さ③時差が少ない④人柄がいい⑤マオリ族とイギリス移民との2つの文化がうまく共存している、という説明が。
最後に、福祉国家(所得税が30%以上と高いが)としての社会保障システムについて。たまたま身内が当地で交通事故にあわれた時に、入院からその間の家庭生活に支障がないようにとメイドが派遣され、うまく機能していて「さすが」と感じたというお話を。また、EEOシステムという労働的機会均等があって、会議中のお母さんが授乳してもOKであったり、また、ACCシステムというニュージーランドにいる間は旅行者といえども治療・骨折等の治療費の援助が受けられる制度の紹介もされました。

Ⅱ 講師〈スカンジナビア政府観光局マーケティングマネージャー 菅原洋明氏〉

スカンジナビア、北欧というと福祉国家というイメージを抱いている人が多いと思いますが、デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・アイスランドと5ヵ国あり、実情は様々です、という概略から。 福祉については、ニュージーランドという同じように税金は高いが、皆明るく、“貯金がなくても老後は大丈夫”と不安がない。旅行中に現地で病気・けがをしても保障するシステムもあります。 一般的に、障害をもつ人に対しては助けるのが当然、という意識が自然にあります。街の中も、段差がある場合は必ずスロープがあり、車イスだけでなく自転車専用道路として活用しています、電動車イスも自転車専用道路を多いに利用してます、という説明です。 旅行では、小学校の5~6年生から英語を勉強しているので、それが通じるし、宿泊施設も車イスで利用できるところがほとんどまた、コペンハーゲンなど主な観光地の美術館や観光施設では、アシスタントが付くので、ご不便、ご不満をかけることはありません。但し、観光地で車イスが利用しやすいトイレが少ないのは要注意です。というアドバイスをいただきました。

その後、自己紹介と質疑応答に入り、比較的落ちついた雰囲気の中で終了しました。
以上

11月11日、勉強会の質問への回答がスカンジナビア政府観光局 菅原 洋男氏より届きました。

Q:弱視の方にとって道路標識やバスの路線番号等は判別しやすいように配慮されているのですか?

A:バス停留所を例にとると、通常、高さが2~2.2mあり、路線番号は黄色地に黒色で表示されています。さらに、150~170cmのところに白地に黒色で路線が書かれています。車のライトや電気に反射しないよう、ガラスカバーを装着しないことが決められています。弱視の方にも路線番号は判断できます。

Q:日本の路上に配置されている点字ブロックは黄色だが、スカンジナビアではどうなっているのでしょうか?

A:日本でも最近は点字ブロックに少し変化がでているようで、銀座では黄色ではなく、ステンレスの素材そのままを使用しているのを目にしました。
スカンジナビアでは基本的に白、黒、黄、赤、青、緑を適当に組み合わせて安全地帯、トイレ、エレベーターその他のマークに使用しています。但し、点字ブロックに着色はしていないとのことです。

'92クリスマスパーティーの報告

12月19日(土)17時から日赤会館1階ラウンジで開きました'92クリスマスパーティーは、54名という大勢の皆さんの出席で行われました。
パーティーは定刻よりも20分程度遅れて、石川副代表の挨拶とシャンパンでの乾杯とクラッカーの音で始まりました。参加者同士の挨拶をかねて「名前ビンゴゲーム」のカード作りを行いましたが、要領良くさっさと升目を名前で埋めて、食事に入る人。食事優先でなかなか始めない人。ゲームの説明を聴いていない人などなどと、賑やかな雰囲気の中で、会は進められ、サンタクロースが引く名前のカードに一喜一憂と、各社からいただいたプレゼントに歓声が上がっていました。中には自分の会社のグッズをもらいそうになり交換するようなところも見られました。
最後に全員で環になってのプレゼント交換で、音楽に合わせてプレゼントを回して交換を行いました。草薙代表の挨拶で最後の締めくくりを行い、20時に終了しました。 この後、20名程度の皆さんは、銀座のカラオケボックスにくりだし、2次会を行いました。

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