「もっと優しい旅への勉強会」定例会報告

1992年9月 定例会の報告
「知的障害者の旅行とレジャー」

講師:水上 和子さん(東京都心身障害者福祉センター)

日時:1992年9月10日(木)19時05分~21時45分

会場:JTB本社3階プレゼンテーションルーム

参加者:38名

手話通訳に見入る方、目の不自由な方、車イスを利用されている弟さんと同席の女性、人工透析治療の方、失語症友の会の会員、障害児をもつお父さんなど、個性的な方が多く、年齢も20代から70代、職業も多彩なのがこの会の特徴。 ヨット焼けが目映ゆい水上さんより、米国で見られた障害者の余暇活動の紹介。

カレッジセンター・生活を豊かにするクラス(ミネソタ州)

リハビリテーションセンターであるカレッジセンターにおける音楽や芸術、ダンス、ドラマなどへの取り組みがシリーズとなったクラス。インストラクターやアシスタントのボランティアのケアにより、それぞれの創造性を探求する。各クラスの狙いは、意識の高揚と障壁のない環境のもと、芸術的、文化的な活動を伸び伸びと展開する事。

イーデンウッド(ミネソタ州)

1958年から、知的障害者の人のキャンププログラムを実施。登録は、知的障害をもつ5才以上の人。身体障害、視覚障害、聴覚言語障害、特別なダイエットや医療ケアの必要をもつ人も可能。内容は、週末プログラムや母親プログラム(日常生活介助からの開放)旅行フェアなど。行き先も近郊の湖から英国への募集ものまで週に1回ペース。

セラピックレクリエーション部門(テキサス州リハビリテーション)

リハビリテーションセンター内の訓練部門、アウトドアも含めた余暇活動の指導の他・外出・旅行などについても、手続きや方法も含めて指導。他州のリハビリテーションセンターでもこのセラピックレクリエーション部門を設置している所が多い。

シェク・ア・レク(ロードアイランド州)

ハンディをもつ人の達の各種レクリエーションプログラムを提供。セーリングの他、ロードレースやキャンプなど。民間の非営利団体。
次に、日本でもできることの代表例として、ヨット・エイド・ジャパンの活動について。「より多くの人に海の楽しみを」をテーマに、シェク・ア・レクが開発したヨットを導入して、継続的な障害者のためのセーリング活動。車イス利用の人でも、操作しやすい工夫(開店するカスタム・シート)がされ、また、指導に賛同されたヨットマンもアメリカカップのクルーなどヨット技術のベテランメンバーで構成。夢の島ヨットマリーナ内の浮き堤防を、車イスもアクセスできるように改善させるなどいろいろな効果がでています。とのお話し。
障害者のみならず、日本人一般に余暇活動が遅れており、その現状の中で何ができるか今後も考えできることをしていきたい。で締められました。

以上

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